2024年 03月 18日
坨Ⅰa① |
とタイトルを掲げても意味不明と叱られるだろう.
長沙走馬楼呉簡の竹簡の肆1~225.225枚の竹簡から構成される塊.このうち14枚を除く211枚が吏民簿構成簡.で,その内訳を整理分類する作業に,昨日から本腰を入れたところ.明後日の長沙呉簡研究会勉強会での報告のため.吏民簿の家族簡(戸主に相当する戸人の姓名・年齢を記した戸人簡が冒頭に来る.また最後には戸ごとに口数を書いた戸計簡が来る.つまり一戸ごとに,戸人簡+家族簡+戸計簡となる.独居であれば,家族簡はなく,戸人簡と戸計簡だけ)には,簡の中段だけを用いた単記簡(一人だけ),簡の中段と下段を用いた連記簡(二人),簡の上段・中段・下段の全てを用いた三連簡(三人)の三つのパターンがあるが,この坨に含まれる家族簡156枚は全て単記簡.その共通性は認められる.と言うか,そんな特徴ぐらいしか指摘できないのが悔しい.
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by s_sekio
| 2024-03-18 16:48
| その他