2006年 12月 24日
出土科研・研究打ち合わせ |
2006年12月23日 大阪教育大学天王寺キャンパス
伊藤敏雄先生が代表者を務める出土科研の研究打ち合わせのため,久々に大阪へ.分担者は窪添慶文,中村圭爾,福原啓郎,葭森健介の諸先生という錚々たる顔ぶれ.「研究状況紹介」が予定されていたので,急遽前日レジュメを作成.本ブログの記事を適当に散りばめただけのものだが,私が選んだ課題は,「「五胡」~北魏前期の墓表について」といったもの.
当該時期,円首・碑身・台座を完備した墓表もあるが,それは一部で,むしろ磚に姓名を刻しただけのもの(本貫や死亡年月日を併記する場合もある)がほとんど.こうなると,当事者がこれを墓表と認識していたか否かさえ定かではないのだが,墓表とこの磚の分布状況について考えるのが第一.
西北地域では鎮墓文や随葬衣物疏が埋納された.これらはともに死者の鎮魂を意図したものなので併存しないが,墓表は死者を明示するためのもの.したがって敦煌・祁家湾のように,鎮墓文と墓表は併存することがありうる.鎮墓文や随葬衣物疏も結果的には死者を特定するためにも有効だが,同種の文物として墓券などもある.このような各種文物と墓表との併存関係を明らかにすることが第二.
短時間ながら,いろいろと学ぶことの多い打ち合わせであった.終了後,懇親会に出席する諸先生と別れ,帰路に就く.
伊藤敏雄先生が代表者を務める出土科研の研究打ち合わせのため,久々に大阪へ.分担者は窪添慶文,中村圭爾,福原啓郎,葭森健介の諸先生という錚々たる顔ぶれ.「研究状況紹介」が予定されていたので,急遽前日レジュメを作成.本ブログの記事を適当に散りばめただけのものだが,私が選んだ課題は,「「五胡」~北魏前期の墓表について」といったもの.
当該時期,円首・碑身・台座を完備した墓表もあるが,それは一部で,むしろ磚に姓名を刻しただけのもの(本貫や死亡年月日を併記する場合もある)がほとんど.こうなると,当事者がこれを墓表と認識していたか否かさえ定かではないのだが,墓表とこの磚の分布状況について考えるのが第一.
西北地域では鎮墓文や随葬衣物疏が埋納された.これらはともに死者の鎮魂を意図したものなので併存しないが,墓表は死者を明示するためのもの.したがって敦煌・祁家湾のように,鎮墓文と墓表は併存することがありうる.鎮墓文や随葬衣物疏も結果的には死者を特定するためにも有効だが,同種の文物として墓券などもある.このような各種文物と墓表との併存関係を明らかにすることが第二.
短時間ながら,いろいろと学ぶことの多い打ち合わせであった.終了後,懇親会に出席する諸先生と別れ,帰路に就く.
by s_sekio
| 2006-12-24 06:13
| 参加記

