2006年 12月 18日
甘粛・永登県博物館所蔵のトゥルファン写経 |
大型図録本『甘粛蔵敦煌文献』の第3冊には,永登県博物館所蔵の8点の敦煌写経が収録されている.ところが,新収の『蘭州市志』第51巻(文物志)によると,この8点はいずれもトゥルファン写経のようだ.清朝末期の武威の人段永恩旧蔵にかかるもので,生前新疆の沙車などで知県の地位にあった段が蒐集したものとする.たしかに4点には彼の跋文が附されており,ウルムチで入手したかのような文章も見える.彼自身もトゥルファンやピチャンで出土したものであるかのような理解をもっていたようである.したがってトゥルファン出土としたほうが良いのかもしれないが,それ以前に真贋が問われるべきであろうか.
by s_sekio
| 2006-12-18 12:47
| 余滴

