2025年 01月 20日
西嶋定生「亡霊への畏怖」 |
元兵庫県議で百条委員会のメンバーだった竹内英明氏が亡くなった.自死だという.ネットを中心に誹謗中傷を受け続けていたという.それを苦にしてのことだと推察されるが,立花孝志は,竹内氏が警察に事情聴取を受けることになっていたとか,逮捕される予定だとか,根拠のないことを言いつのり,竹内氏がそれを苦にして自死したとネットで発信した.立花に追従する勢力がこれを拡散して,竹内氏をとことん貶めた.
スポンサーを失い窮地に立たされているフジと同じ系列の産経が県警に問い合わせ,そのような事実はないことを明らかにした.ファクトチェックである.私人である立花が,どうして警察の内部情報に接することができるのか,根拠のないウソに決まっているのに,これを拡散するのは,立花と同じく悪意があったということだろう.今し方,ラジオのニュースで立花が謝罪したと報じていたが,遅いし,心からの謝罪だとは思えない.ネットには未だに,「立花を鵜呑みにするな,県警も鵜呑みにするな」という投稿があったりする.警察に全幅の信頼を置くつもりはないが,「どっちもどっち」と言うわけにはいかない.
名誉を毀損された場合,被害者が死亡しても,責任追及ができるとのことだが,私たちは中国古代の人々の名誉を毀損してはいないだろうか.三国時代の有名人の功罪を勝手に断じたりしているのだが(私はやらないが),三国時代人はもはや私たちの妄言を断罪することはできないわけで,竹内氏のケースとは異なる.「亡霊への畏怖」を読み直した次第である.
by s_sekio
| 2025-01-20 20:01
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