2022年 05月 26日
堀 敏一「異民族支配からみた三国時代の位置」 |
以下のような一文がある.
魏が東北の奥地に軍を進め,呉が華南・ベトナムを領有し,海外を探検したように,蜀も南方に軍を送り,前代の西南夷の地を支配しようとした.こうして三国はたがいに対立しながら,いずれも辺境の開拓に努力した(118頁).
タイトルに「異民族支配からみた」とあるので,このような本文になるのだろうが,「辺境の開拓に努力した」結果,「辺境」の非漢族は迫害を受け,大きな打撃をこうむることになったのである.そういう黒歴史は残念ながら堀氏の叙述からは見えてこない.
なお昨日の河内論文への批判は,補訂した上で,note上のサイトにアップしました.そちらを最終バージョンとします.
by s_sekio
| 2022-05-26 10:18
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