2020年 06月 03日
第四章0603(2) |
結局,厨房内での仕事のうち,大型家畜の肉片の裁断はもっぱら男性の仕事だったようで,女性がこれにあたることはなかったようだ(塼画には少なくとも描かれていない).室内で働く男性は,農耕や狩猟に従事する男性とは異なり,無帽の者は一人を除いておらず,そこに身分差があったことを思わせるが,確かなことはわからない.この切肉以外が全て女性の仕事だったということである.先の揉麺もその一つ.ただそれ以外にどんな仕事があったのか,である.煮炊きはその代表だが,それだけではないだろう.そもそもプロセス的にどう考えれば良いのか.そのあたりのことをしっかり理解しておかないと文章も前には進まない.前掲の林春・路志峻論文を早くから熟読すべきであった.というわけでまた振り出しに戻ることに.
もっとも完成した料理を墓主やその家族,さらには賓客に運ぶのは女性の仕事なので(一部に例外はあるが),男女の別を丁寧に腑分けする必要はもうない.それが油断に繋がったということもあるが.
というわけで,今日はここまで.
by s_sekio
| 2020-06-03 14:21
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