2008年 02月 12日
08/02/11 |
9時に研究室.ベルリン科研の仕事.昼食をはさんで,どうにか完成.添付ファイルで代表者のO先生に宛てて発出.外字がやたら多いので,PDFに変換して.一休みして,3時過ぎからたまっていたメールの送受信を5時近くまで.5時過ぎ,バスで戻り,厨房に入る.
ベルリンの唐代戸籍については,日本でも籍帳研究やTTDⅡなどの成果があるが,これらの先行研究では存在が確認されているCh1815のb片が見つからなかったことが最大の変化(欠陥?).これ以外では,正確な計測を期したこと,一部先行の釈読を補えたこと(とくにCh3457)などがささやかな成果だが,逆にどうしても釈読できなかった箇所もいくつかある.これは先行の釈読の推補が過剰だったという可能性もなくはないが,こちらの非力か,あるいは実際に破損してしまったか,いくつかの理由が考えられる.なおCh1234とCh3457とは,表面に朱書と墨書の大書が後入されているので,元来は同一の戸籍であった可能性が高いのだが,復元は困難のようである.
ベルリンの唐代戸籍については,日本でも籍帳研究やTTDⅡなどの成果があるが,これらの先行研究では存在が確認されているCh1815のb片が見つからなかったことが最大の変化(欠陥?).これ以外では,正確な計測を期したこと,一部先行の釈読を補えたこと(とくにCh3457)などがささやかな成果だが,逆にどうしても釈読できなかった箇所もいくつかある.これは先行の釈読の推補が過剰だったという可能性もなくはないが,こちらの非力か,あるいは実際に破損してしまったか,いくつかの理由が考えられる.なおCh1234とCh3457とは,表面に朱書と墨書の大書が後入されているので,元来は同一の戸籍であった可能性が高いのだが,復元は困難のようである.
by s_sekio
| 2008-02-12 10:10
| 日記