2006年 04月 12日
9908ロシア・サンクトペテルブルグほか |
まえおき
このところ,古いフロッピーを整理しているのだが,7年前の夏,(財)東洋文庫からサンクトブルグに派遣された際の日記が見つかった.東洋文庫の研究部長である佐藤次高先生を研究代表者とする三菱財団学術研究助成(人文科学)「サンクト・ペテルブルグ所蔵内陸アジア出土文書の総合的研究Ⅱ」の研究協力者として,ロシア科学アカデミー東洋学研究所サンクトペテルブルグ支所に所蔵されている漢文文献を閲覧・調査して,マイクロフィルム化すべきものを選び出すというのが,私に与えられた使命.私にとっては初めてのロシア,初めてのヨーロッパだったのだが,せっかくなので?,本ブログにアップすることにした.サンクトでは,留学中だった荒川慎太郎氏にすっかりお世話になったのだが,荒川氏はその後,京都大学で学位を取得し,現在は東京外国語大学のAA研に職を得ておられるし,研究所のマルガリータ女史は既に引退されたと仄聞している.私自身は,この調査がきっかけとなり,学内で敦煌研討班を組織することになったし,科研費のプロジェクトでその後もサンクトを訪問する機会があった.その結果として,サンクト所蔵のトゥルファン文書に関する小論を公表することにもなった.その端緒になったのは,間違いなくこの7年前の調査であった.機会を与えてくれた佐藤先生,研究部事務室の松本明先生をはじめとする東洋文庫の関係各位に感謝しつつ.
このところ,古いフロッピーを整理しているのだが,7年前の夏,(財)東洋文庫からサンクトブルグに派遣された際の日記が見つかった.東洋文庫の研究部長である佐藤次高先生を研究代表者とする三菱財団学術研究助成(人文科学)「サンクト・ペテルブルグ所蔵内陸アジア出土文書の総合的研究Ⅱ」の研究協力者として,ロシア科学アカデミー東洋学研究所サンクトペテルブルグ支所に所蔵されている漢文文献を閲覧・調査して,マイクロフィルム化すべきものを選び出すというのが,私に与えられた使命.私にとっては初めてのロシア,初めてのヨーロッパだったのだが,せっかくなので?,本ブログにアップすることにした.サンクトでは,留学中だった荒川慎太郎氏にすっかりお世話になったのだが,荒川氏はその後,京都大学で学位を取得し,現在は東京外国語大学のAA研に職を得ておられるし,研究所のマルガリータ女史は既に引退されたと仄聞している.私自身は,この調査がきっかけとなり,学内で敦煌研討班を組織することになったし,科研費のプロジェクトでその後もサンクトを訪問する機会があった.その結果として,サンクト所蔵のトゥルファン文書に関する小論を公表することにもなった.その端緒になったのは,間違いなくこの7年前の調査であった.機会を与えてくれた佐藤先生,研究部事務室の松本明先生をはじめとする東洋文庫の関係各位に感謝しつつ.
by s_sekio
| 2006-04-12 10:00
| 日記